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現役掃除屋店長の徒然日記 「キッチンは、まめに掃除しよう。」

まめに掃除をしていてもキッチンのシンクをきれいに保つのは、難しいですね。

今日の現場は、築3年でこまめに掃除をしているお客様のキッチンのシンクでした。
シンクは、使っているうちに、どうしてもステンレスが曇ってきたり艶がなくなってきますね。
原因は、食器を洗う時に付着する油汚れや水に含まれる塩素イオンです。これが使ううちにだんだん蓄積され、艶がなくなってきます。
日常のお手入れは、台所用洗剤で食器を洗った後に、シンクも一緒に洗ってあげましょう。後は、十分に水を流し、乾いた布で水滴を拭き取っておくことです。
たまにクリームクレンザーで磨くと、もっとすっきりキレイになります。

さらにキレイにしたいなら       〜 続く。



さらにキレイにするこつを書いておきます。
シンクまわりの掃除で難しいのが、シンク・蛇口などに付着する白いガサガサしたやつ、(スケールといいます。)と、もらいサビでしょうか?

スケールは、汚れの成分としては、アルカリ性の汚れです。アルカリの汚れを落とすためには、酸性の洗剤を使います。
一般に酸性洗剤で最初に思いつくのがサンポールなどのトイレ洗剤。しかし、これは、塩酸が、主成分。塩酸は他の酸よりも金属への腐食が早いので、ステンレスには不向きです。

では、どんな酸が有効か?といいますと、手に入りやすい物でいえば、酢酸(お酢ですね。)やクエン酸で落とせる場合もあります。キッチンペーパーなどに含ませ、湿布しておくと解けてくる場合もあります。少し残るようなら、クリームクレンザーを雑巾に含ませ擦ってみてください。
汚れが初期段階ならかなりの確立で薄くなるはずです。試してみてください。

シンクまわりやカウンターのもらいサビは、軽い汚れならばクリームクレンザーで擦れば取れますが、それでも取れない場合は、その部分にお湯(50〜60度位)をかけ、「ハイドロハイター」の顆粒をふりかけます。
約15分位おいてから、雑巾で擦るといいでしょう。さらにいいのは、湿らせたストッキング。雑巾よりもキメが細かいので、キズが入りにくい特徴があります。そのあと、水で洗い流して下さい。
この段階で、ほとんどキレイになりますが、それでもダメな場合は、プロにご依頼下さい。



またまた、キッチンのクリーニングのお話。

最近は、キッチンの作業台(プレート)に人工大理石が使われることが、多くなりましたね。
様々なメーカーで色々とシリーズがあるようですが、メーカーによる人工大理石の説明としては、大体以下の通りです。

耐候性〜紫外線にも強い素材で、長期間の使用にも変色は殆どない。
耐熱性〜通常の使用程度でしたら熱での溶解、変色、変形はなし。
耐衝撃性〜本物の大理石よりも柔軟な素材ですので食器などを傷めたりいたしません。それでいて物を落下させた場合などの耐衝撃性に優れている。
耐水性〜無孔質なソリッド素材ですので、水分の浸透は全くありませんし、また有害物質の溶出も全くおこらない。
耐薬品性〜各種薬品にも強く、変色などの変化はおこらない。
と、いいことだらけです。

メンテナンスに関しては、日常の汚れは水拭き、または中性洗剤を浸した布で拭くだけで十分。
しつこい汚れの場合はナイロンタワシなどで軽く磨くだけで汚れは取れる。
表面に傷がついた場合は、240番くらいのサンドペーパーで傷が消えるまで軽く磨き、その後400番くらいの目の細かなサンドペーパーで磨き、最後にナイロンタワシなどで軽く磨けば傷は全く分からない。〜と、あります。

さて、そんないいことだらけの人工大理石のキッチンプレートです。
はたして、簡単にきれいになるのでしょうか?     〜続く。



いいことだらけの人工大理石のキッチンプレート。
はたして全ての物が、前回書いたような特徴の物なのでしょうか?

実際には、NOですね。

メーカーの説明とは、別にこんな意見もあります。〜人工大理石は汚れやすい。手入れがたいへんです。総じて、茶渋が染み込む、醤油が染みるのです。
当社のは染み込まない、磨き粉で磨き戻すと元通りになるというのもあり、同じ人工大理石にも性能差があります。また、耐熱性は完全ではありません。空焚きした鍋を、いきなり置いたりするのはマズイ。
膨れ上がることがあります。研磨修理でもとに戻せますが、結構大変。〜

メーカーによって性能が違うのですね。

今回の現場は、触った感じはベタつきは無くさらさら。しかし、中性洗剤では色は戻らず、研磨しても戻りません。汚れが染み込んでいるのでしょう。こうなったらもう、染み抜きで対処するしかありません。

湿布法で少しづつ染みを抜いていって、色が戻ったら、最後に研磨で艶を戻します。何を使って染みを抜いたかは、ここでは書けませんが時間はかかりました。
どんなに、手入れが楽だと言われている物でも日々のお手入れを怠っていては、あとあと苦労する。何事もそうですね。ちょっと、考えさせられたクリーニングでした。
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